芸能界の “奇跡の一枚” から駆け上がった女優・橋本環奈氏（25）に関する衝撃的な報道が、週刊文春により明らかになった。同誌は、橋本氏による度重なるマネージャーへのパワハラ行為と、それに起因する複数のマネージャーの退職を伝えている。この報道は、若手女優のトップランナーとして知られる橋本氏の新たな一面を浮き彫りにした形となった。
相次ぐマネージャーの退職
週刊文春の報道によると、橋本氏の事務所では、彼女に関わるマネージャーが次々と退職する事態が発生していたという。複数の事務所関係者の証言では、少なくとも8人のマネージャーが退職したとされ、その中には就任からわずか1日で職を離れたケースもあったとされる。
特に注目すべきは、退職の背景にあるとされる具体的な行為の数々だ。報道では、ドリンクの提供タイミングや日傘の差し方といった些細な事柄で激怒し、ヒステリックに叱責する様子が描かれている。最近では、現場マネージャーの1人が適応障害を訴え、担当から外れる事態も発生したという。
事務所側の反論
これに対し、所属事務所側は一連の報道内容を強く否定している。事務所社長は「8人以上退職した事実はない」と述べ、橋本氏について「とても優しく思いやりのある人物」と擁護。マネージャーの交代については、「この10年は10人前後の社員が代謝している」としながらも、「橋本環奈の現場マネージャーが代謝したわけではない」と説明している。
深まる現場の亀裂
より深刻な問題として浮上しているのが、撮影現場でのコミュニケーション障害だ。現在放送中のNHK連続テレビ小説「お結び」の撮影現場では、スタッフとの関係に軋轢が生じているという。現場スタッフの証言によれば、橋本氏は相手の立場によって態度を変え、チーフプロデューサーや共演者にのみ愛想よく接する一方で、その他のスタッフには挨拶すら返さないこともあるという。
特筆すべきは、橋本氏が不在時の撮影現場の雰囲気の変化だ。姉役を演じる中リサ氏が中心となる場面の撮影では、「和やかな雰囲気で円滑に進んだ」とスタッフは証言している。この対比は、現場の人間関係における問題の深刻さを示唆している。
相次ぐトラブル
報道では、これまで表面化していなかった複数のトラブルも明らかになった。2020年の映画イベントでは、控室として使用した高級ホテルの一室で、約7万円相当のルームサービス（キャビアや高級寿司を含む）を大量に食べ残す「キャビア事件」が発生。また、2023年5月には、舞台「チヒロの神隠し」のロンドン公演初日を、牡蠣による食あたりを理由に直前でドタキャンする事態も起きている。
芸能界での評価への影響
橋本環奈氏は現在、CM起用数11社を抱え、年間の収入は推定10億円とも言われる人気女優だ。しかし、今回の一連の報道は、その評価に少なからぬ影響を与える可能性がある。特に問題視されているのは、現場スタッフとの関係性だ。
ある広告業界関係者は「彼女の才能は疑う余地がないが、長期的なキャリアを考えれば、現場スタッフとの良好な関係構築は不可欠」と指摘する。実際、多くの長年活躍する俳優や女優は、現場スタッフとの良好な関係を維持することで、安定したキャリアを築いてきた。
浮き彫りになる成長の代償
橋本氏は2013年、福岡のローカルアイドル時代に撮影された「奇跡の一枚」と呼ばれる写真がインターネットで拡散され、一躍注目を集めた。その後、東京に活動の拠点を移し、わずか1年で大手6社とCM契約を結ぶなど、驚異的なスピードで成功を収めてきた。
しかし、この急激な成功の陰で、プレッシャーや重圧も増大していったとされる。関係者によると、橋本氏は次々と台頭する若手女優たちとの競争に晒される中で、アルコールに頼る機会が増えていったという。自宅にビールサーバーを設置し、撮影現場に二日酔いで現れることもあったとされる。
今後の課題
この一連の報道は、若手スターが直面する成長と成功の難しさを浮き彫りにしている。急激な成功を収めた若いタレントが、その地位や評価の維持に苦心する例は少なくない。
橋本環奈氏の事例は、芸能界における人材育成やメンタルヘルスケアの重要性を改めて提起している。所属事務所には、タレントの才能を伸ばしながら、同時に健全な職場環境を維持するという難しいバランスが求められている。
NHK朝ドラ「お結び」の撮影は年明け以降も続く。橋本氏が現場スタッフとの信頼関係を再構築し、この困難を乗り越えることができるか、業界の注目が集まっている。
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